【認知症・薬物療法】思えば不思議…
kaコロナワクチンはすでにできあがっているのに…
皆さんご承知のとおり、認知症を治す(完治する)お薬は、いまだに出ていません。
認知症の進行を遅らせるぐらいです。アリセプト、メマリーなど、それでも、服用してだいぶ違ってきたという声はちらほら聞くので、あったほうがいいのでしょう。
ただ、いつも疑問に思うのです。1,2年ぐらい前に突如、この世に出現した新型コロナウィルスには、本来はコロナの治療薬でなくても、治すお薬が出てきたり、ワクチンも出てきました。
それなのに、ずいぶん前から出ている認知症には、治すお薬もワクチンもありません。アルツハイマー型認知症については、1901年に確認されているにもかかわらず。脳の疾病は、それだけ難しいのでしょうか?そういえば、脳の海馬も、ロボトミー手術で確認されたほどです。
医療関係、福祉関係でない私からみれば、認知症に寄り添うのは、非薬物療法の面が強そうです。
今更愚痴を書いても仕方がありませんが、コロナ以前から介護者は、我慢辛抱をしています。「〇〇してはいけません」「あれをしてはダメです」などと言われたことを守り、それでいながら、「認知症が進んでしまいましたね」と言われる悲しさは、たとえようがありません。
コロナで守らなければいけない不自由さなんて、私に比べればなんともありません。
皆さんご存じのとおり、メマリーやアリセプトが、進行を遅らせると言われています。
進行の度合いや認知症のタイプで、処方されるお薬が変わってきます。アリセプトが効果もあるが、切れ味ありすぎとも言われていて、確かにメマリーと異なり、アクセルがかなりかかります。
最初、母はアリセプトを処方されていました。長谷川式のテストなどで、アルツハイマー型と思われたようなのです。ただ、あわなくて、警察のお世話に…(逮捕はされていません、ご安心を(;'∀'))
メマリーと抑肝散に切り替えて、少し楽になりました。荒れていましたから…。
抑肝散は、神経の高ぶりを抑えてくれるお薬で、認知症のお薬ではありません。
高ぶりを抑えることで、小さいお子さんにも、使えるそうです。
ただ、荒ぶる認知症患者に役立ちます。
家族も周囲も、おそらく本人も苦しむ認知症。介護のために、大勢の人が仕事を辞めたり、学校にも行けなかったりしています。会話をすることも減ったり、意図せずに、社会から外れてしまうことも少なくありません。
人間が人間でなくなる姿も、SNSやネットにも描かれています。世界中の損失になる病なのに、いまだに苦しむ人が大勢います。私もその一人。
前述の「警察のお世話になった」あの時は、あざだらけで痛かった…ついでに書けば、首に切り傷もできていました。「薬がなくなりかけているので、病院へ行こう」と言ったら、キレられて、腰にキックされて、傷ができてしまったのです。
認知症が、早く治る病になればいいなと思います。もしくは、徘徊とトイレの失敗、介護者を傷つける状態でなくし、人間の尊厳を保てるくらいにもっていけること。できれば、早期認知障害のうちに対策がとれるようになればいいのにとも思います。