こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

【高齢者と暮らす】女子高生が亡くなった事件について。

日が浅いので、皆さんご存じかと思います。

先日、福井市で祖父と暮らしていた女子高生が、祖父に刺殺される事件がありました。

 

高齢化に向けて、気になる事件です。2025年、認知症患者が700万人になると言われる中、心をざわめかせます。いったい、二人の間で何があったのか、正式な発表はまだありません。漏れ伝わる話を見聞きする限りでは、孫娘に落ち度はなかったのでは…16の孫にうんと優しい言葉をかけてもらうのは難しいし、今時お酌をしてくれるなんてないのでは?と思ったりします。

 

ネットニュースのコメント欄では、アル中か?認知症か?という声が出ているようです。コメント欄にあふれ出る、私以上に苦労されている皆さんの苦労話に、泣きそうになりました。職員さんも家族も、みんな苦労されている、この病。台風で吹き飛んでしまえばいいと何度思ったことか。

 

早々に、コメント欄に「認知症か」という言葉が出たのも、いかに認知症患者が職員さんや家族の方々に暴力をふるうことが多いのかうかがえます。

実際、私の地元でも、80代の男性が職員さんを刺して、現行犯逮捕となったこともありました。高齢者は名前も報じられ、幸い職員さんは無事でした。

 

私も他人事とは思えないところがあります。今は、だいぶ落ち着いたのですが、私も一度警察沙汰になったことがあるからです。

かかりつけの先生のところに行って、いつもいただく薬をもらおう?と促したら、キレて暴れました。腰をキックされたり、洋服掛けをなぎ倒したり…私は気づかなかったのですが、首にいくつもの線が入っていたそうです。母が私の首を切ったのです。

手足には、いくつものあざが残りました。

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母はその後、精神病院にて診察を受けることになりました。

そこで、脳梗塞状のものが脳にあることがわかり、薬を変えることになりました。アリセプトからメマリーと抑肝散へと変更です。どうも、アリセプトが母と合わなかったようです。

さらっと書いていますが、かかりつけの先生、精神病院、脳クリニックへ連れていくのは、結構大変でした。特に精神病院には、抵抗が激しくて、言葉をかえながら一緒に行きました。わからないわけではありませんが、あれは辛かった。

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私も運が悪かったら、死んでいたかもしれない、そう思うと、この事件、被害者に思いを寄せています。認知症が治る病気になりますように、心から願っています。