こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

母の主張 <認知症><病院付き添い>

一人で出かけられる!といつも言います。

病院や歯医者さんに行くとき、私もいつも付き添います。転ぶ危険性もありますし、いつ帰れなくなることだってなくはないからです。

 

通院する際、必ず「一人で行けるから!」と言い張ります。

「私も行くよ♪」と言いますと、

「いや、一人で行けるから!私がそんなにぼけた?」などと、切り返してきます。

切り返すあたりは、しっかりしてみえますが、実際はそうではありません。

立派にぼけてますよ(苦笑)、と言い返したいですが、そこはこらえて、

「いや、親戚のおばさんみたいになったら、困るでしょ?だから、私もついていく。」

と言います。すると、素直になって、「じゃあ、ついてきて」と言います。

いつも、これです(笑) ほとんど、茶番です。

 

本当は、これ以上、病院や歯医者さんで迷惑をかけたくないのですが、それを言ったらますますすねるのが目に見えていますので、別の理由を言うのです。

 

親戚のおばさん、母からすれば、義理の姉になる人は、一昨年の西日本豪雨の際、何を思ったのか、外に出て、転倒し、入院しました(ほかに家人がいないにもかかわらず、これほどはっきり、情報が伝わったのは、誰か目撃者がいたものと思われます)。入院してから、認知症が一気に進み、お正月に娘の顔を見ても、わからないほどになっていたそうです。

 

豪雨で道が閉ざされて、息子が帰宅できなかったこと、親戚のおばさん同様、別居している娘は愛情深い人と思われにくく、頻繁に見舞いに訪れなかっただろうことを思うと、不運だったとも言えますが。

 

親戚のおばさんみたいに、一人で外に出る危険性を思うと、母が心配で私もついていくのですが、これでいいのかなと迷いつつ、これでいいんだ!と振り切るようにしています。

 

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これという解決策もわからないし、もっと介護で苦労されている方を思うと、ライトな悩みです。でも、この茶番、何とかしたい…。