こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

認知症疾患医療センターから電話があったこと

ある朝のことでした。

いつものように、母のデイの支度をしていると、私のケータイに電話がありました。

来所して1年経ったということで、母の様子を尋ねるお電話でした。認知症疾患医療センターというところは、広島でも有名な精神病院と一緒になった感じです。

 

訪ねた時は、悪い意味でなく、先生から来なくても大丈夫だと言われましたが、もしかして、またお世話になるのかもしれないと思い、私のケータイには施設の番号を登録したままになっていました。

 

以前もかかりつけの先生から、聞かれました。私たちがお薬をいただきに行った直前、そこから電話があったそうで、あの時は「ありがとうございます!相変わらず忘れっぽいですが(←この部分は小声で)特に困ったことはありません!(最後は、母が安心できるよう、力強く)」と言いました。お医者さんと家族、両方に訊ねて、違いがないか、尋ねるのでしょう。

 

まぁ、1年前のあの時はすごかったものね、暴言を吐くわ、病院に行きたくないからと、洋服掛けをなぎ倒すわ、2階から物を落とすわ、私を蹴るわ、物を玄関などに投げつけるわ、脳が炎症を起こしたようになったのか、薬のせいか、すごかったですから…。そのころ「殺したい」とも母からいわれましたから…。

 

母が大暴れした時、警察のお世話になりました。お巡りさんに諭されて、母は素直に私と一緒にタクシーに乗りました。いつもお世話になっている先生のもとに言ったのです。かかりつけの先生の紹介で、センターに行き、脳血管性認知症の可能性があると言われました。さらに詳細を調べるべく、紹介された脳外科で母の脳を見てもらいました。

以前、脳梗塞状に見える病変が母の脳にありました。これらが母の脳に悪さをしていたこと、血管に小さなこぶがあることもわかりました。

 

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確か、腕をものすごく引っ張られたように思います。

私は気づいていなかったのですが、かかりつけの先生曰く、首に切り傷がいっぱいあったようです。壊したプラスチックの箱の一部で、私の首の左右を切りまくったのかもしれません。

 

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蹴ったりして、なぎ倒された洋服掛け。投げつけた父のスリッパ。

不思議なことに、買ったばかりの仏壇には手をつけなかった。

 

今思えば、認知症と薬の影響が脳にくれば、ああなってしまうでしょう。あと、家族の対応も脳に影響があるかもしれません。デイに通い始めたことも、母の脳に好影響があったと思います。アリセプトをやめて、メマリーと抑肝散に切り替えたことでだいぶ落ち着いてきました。私もどうすればいいのか、家族として勉強しました。

 

私は、今は忘れっぽいけどこは外せないし、はっきり言いますw)、ただそれ以外で特に困っていないことを話しました。その後、介護度を聞かれました。もちろん、即答できます。

職員さんの口調には、笑顔が伝わってくるようでした。きっと、性格の良い人なんかなぁと思いました。私は職員さんの声を聞いて、母の調子は良いんだと改めて実感しました。

 

そこで、少しずつでも認知症について、学んでいきたいです。そして、ほかの患者さんや家族の方の声を拾っていきたいです。学べることがあれば、学びたいです。

 

そして、つくづく思いました。これからも、いいことたくさんありますように。

母の認知症が遅れますように。キーボードをたたきながら、願わずにおれませんでした。

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母がまた行きたいと言っている、神戸の画像です。

しかし、神戸へ行きたいの、名古屋に行きたいの、台湾に行きたいの、ハワイに行きたいの、 リクエストの多いおばちゃんです(;^_^A

行きたい土地の名前は、きちんと言えます😀