こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

ごちゃごちゃ言うのは、良くない目があるから? 〈認知症〉

たぶん、誤解されているような…

私は家で働いています。でも、人に自ら言うことはありません。

訊かれたら、家で働いていること、職種を簡単に紹介の形で言っています。

きっと、ご近所さんには、引きこもりだと誤解されているだろうなぁと思っています。どこでもそうでしょうが、世の中いろいろ言いたがる人は、一定の割合でいますから。

 

今さら言うほどではないかもしれませんが、引きこもりは犯罪者予備軍の扱われ方です。かつての精神疾患、オタクと同列に扱われているような気がします。

問題行動をとるのはごく一部でしょうに、センセーショナルな事件があると、「どいつもこいつもみな同じ」とされているような気もします。疑惑を持たれているであろう身には、これらの報道は他人事でないし、目や耳に入ったときには辛く感じるときもあります。

 

ついでに言わせれば、認知症患者も「脳が病的に暴走して、迷惑なことを平気でやる。暴力も殺人もやりかねない」と思われているような気もします。実際、そういった面も大いにあるのですが…罹ってしまったら、人生ドロップアウト、とみなされがちです。これでは、精神疾患とさほど扱いが変わらない気もします。全部が全部、異常行動をするわけではないのに、残念です。

 

私は新聞1面にある、本の紹介コーナーを必ず読むのですが、ここ最近、認知症について書かれた本の広告が必ず載っています。ほかの病気と違って、治癒することはない、万人にあてはまる予防法もない、晩節を汚しかねない行動をとる、そんなところに認知症には、多くの人が恐怖を覚えているからだと私は思っています。

 

引きこもり疑惑の娘と、認知症患者の母がいる気の毒な家と思われているかもしれない、できるだけ払拭したくて、小さなアクションを日々起こしています。

 

ご近所さんとは挨拶する、家の外は掃き清める(外に出られるアピール)など、しょうもない見栄をはったりしています。今朝も、生け垣を剪定しました。うん、しょうもない。

 

しょうもないといいつつ、その一連で、少しでも引きこもりと思われたくないあまり、いろいろな行動をとりました。土曜日に行われた団地の掃除ボランティアには名乗りをあげて、日曜日の掃除には参加するし、月曜日から始まったお寺の行事およびその手伝い計3日間には率先して出るようにしました。団地の人も、お寺さんも感謝の言葉、ねぎらいの言葉をかけていただきましたけど、まさか引きこもり疑惑を晴らしたいなんて、言えません(;^_^A

 

母いわく、掃除に参加するのは良いけれど、誤解する人は誤解しっぱなしだし、誤解しない人は誤解しないもの、と。ほかの人は、仕事を持っているのだから、引きこもりにならないし、思われないのでは?と言っていました。おそらく、一般的な見方なんでしょうね。最近、引きこもりと認知症の良くないニュースが続くので、過敏になりすぎているのかもしれません。

 

誤解されるのが嫌だと言っているうちは、私自身、そうなってしまうことを恐れているのでしょう。犯罪予備軍だと思われるのではないか、気にしているうちはあんな風になりたくないという、引きこもりと認知症への良くない目があるのではないかと感じます。

 

誰が悪く言おうが、まっとうに働いていれば、人に迷惑をかけずに、日々の生活を送っていれば、問題ないはずです。

要は、自分自身が納得いけばいいだけのことのように思います。認知症も、フォロー次第では、人には迷惑をかけないはず…、こころを強くもって、勉強を重ねていこうと思いました。

 

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