家族同士で話すこと。
どこか似て、どこか違うしんどさを抱えて。
今日は、お寺さんに行きました。本当は、お掃除プラスアルファの用事があるのですけど、仕事もあるので、掃除を一部だけして帰りました。
その時、Iさん(仮名)に会いました。Iさんと私は共通点があります。同じ門徒で、同じ町に住んでいて、認知症患者が身内にいます。
簡単に近況報告を交わして、服用しているお薬は何か情報交換しました。
Iさんの義母さんも認知症を患っているものの、幸いBPSDにはそれほどでもない様子。徘徊、トイレの失敗はないそうです。私の母とよく似ています。他人事ながら良かったって、思いました。
何より良かったと思ったのは、お嫁さんであるIさんのこともちゃんと認識してくれているようです。本当に良かった!つまり、その分物忘れに悩んでいるということにもなります。他の人の体験談ですが、娘も認識できなくなったという話を聞きましたので…。
Iさんの義母さんはアリセプト、母はメマリーと抑肝散、飲んでいるお薬は違いますが、どちらもお薬は効いているようで、物忘れの度合いは飲みだしたころと変わらないそうです。病院へ行くまでには、すでにぼけが始まっていた点も同じですが。
話をしても解決するわけではありませんが、こころが落ち着きました。話し合ったところで、どうにもならないものの、ちょっと頑張ろうと思えてきました。少し前向きな気持ちになったともいえます。家族の会に参加できそうな人は参加するのがベターでしょうが、無理そうな人はだれか家族の人と話し合うのもいいかもしれないと思いました。話をして、気持ちを共有するだけでも、変わってくるように思います。