偽の説明、そして…
ほぼ毎日、母から薬の名前を聞かれます。
そこで、抑肝散のことを「体調を整える薬」、メマリーや高脂血症治療薬などいつも飲む薬を「コレステロールや高血圧の薬」と説明しています。
まさか、抑肝散を「精神が落ち着く薬」とは言いにくいので、「これを飲んだら、元気になって体調が良くなる」と言います。
「えー、私元気なのに」と言われても、「先生がこれを飲むように言ったから、飲まんと怒られるよ」と言って飲んでもらいます。怒られるなんて言って、先生ごめんなさい…。
担当の先生には、抑肝散について「体調を整える薬」などと、嘘の説明をしたことを報告しています。
メマリーも高血圧治療薬も高脂血症治療薬もまとめて、「コレステロールや高血圧の薬」と説明します。メマリーについては、院長先生が「物忘れが落ち着く薬」と言いましたが、あの時母はプチパニック状態を起こしていたので、忘れていると思われます。
偶然なのですが、母が働いた場所(広島市の金物屋さん、広島市内のスーパー)に精神病院の患者さんがお客さんで来ていて、恐怖感を覚えることがあったのです。いまだに恐ろしかったと語る母に抑肝散について、正しく説明できるわけがありません。