認知症の人を相手に、怒らずにおれない時もあるよね…
言っても仕方がないのに。怒っても仕方がないのに。
つい、母に怒ってしまうことがあります。言っても仕方がないのに。
母は私の言葉もテレビの音声もかなり理解できていないようだし、自分で考えることができなくなったようです。
私に言われたことと、真逆のことをしたりします。
先日もさんまのかば焼きをテーブルの上に置いて、「これを食べようね」と言いましたが、冷蔵庫におさめ、かわりに鶏肉をどうにかしようとしていました。そこから先、どうしていいかわからず、仕事中である私のもとにやってきました。
それでいながら、怒らすような、煽るようなことを言うからたちが悪いです。
うーん、これは人間としての修業かしら。滝に打たれるより、滝つぼに放り込まれるより、熱い火の中を歩くより、しんどいかもしれません。メンタルをやられかけますから。
デイに行く際に行っている、洋服選びもできなくなってきました。
記憶障害の面だけで言えば、かなり重いのかもしれません。BPSDもあまり良くないのかな。
これ以上になったら、施設も考えようと思います。とりあえずのレスパイトケアから、考えます。使う使わないは、別として。
ここ最近、私を朝早く起こして、旅行の支度につきあわそうとするのが、母のマイブームです。睡眠が足らないのか、心臓に違和感をおぼえるから、早くブームが去ってほしい…。お医者さんは、こだわりは数日、数週間単位で続くこともあると言われましたが、家族には長く感じます。
まだまだ、修業は続くよ…。