【認知症】【デイサービス】私から見れば、てんこ盛りに見えます。
デイで何をしているのか…そんなことはない。
母とデイサービスの話をするたび、決まって母は言います。
「デイでは、私、何をしているの?ご飯を食べるの?」
聞きたいのは、こちらなのですが、言葉を変えて答えます。
うん、ご飯を食べるけど、他にもいろいろするよ、ある時はお菓子を作ったり、みんなでゲームをしたり。と私は答えます。家にいるより、充実していそうです☺️
なのに、母ときたら、「私、何もしていないよ」と言います。完全に忘れています😭
そこで、お誕生日祝いにいただいたアルバムと、デイサービスからいただいたパンフレットを母に見せます。高齢者の割には、なかなか、盛りだくさんですね。
同時に連絡帳を見せたりします。
連絡帳を見せるだけでは、「この人たち、いいことばっかり書いてる(なんということを!)」ととても失礼なことを言います。職員さん、ごめんなさい…。
いくら認知症といえども、とても失礼なことを言い放つ母に、アルバムとパンフレットは効果があります。
「そんなことあるわけないでしょ!」と頭ごなしに否定するより、効果があるかと思います。
写真や画像は、何もしていないと言う母にそろっと教えてくれます。何もしていないわけがない、と。
お医者さんから教わりましたが、認知症患者の言葉に否定すること、修正することは良くないそうです。
言葉でああだこうだ言うより、画像で証拠を見てもらいます。
あら、私、いろんなことをしているのね…と今更感あふれることを言います。思い出せないわぁ…でも、写真だから本当にしているのよね…うん、1分前のことを忘れているから、仕方ないよね、と思いますが、言葉は控えます。
「娘の私が思いつかないようなことを、職員さんは考えてくれているの。ありがたいよね。」と言います。体操したり、手芸をしたり、クイズをしたり、あれやこれやと考えてくださる職員さんに頭が上がりません。気持ちを込めて言います、本当にありがたいです。画像を見て、母も確かにと、おとなしくうなづきます。よく忘れることはある意味ありがたいことで、「いつも同じことを言う」というツッコミは私に向けられません。
「デイに行くことで、多くの人が元気になるそうよ。ありがたいことよね」と畳みかけるように言います。ソースは、近所のお医者さんです。
本人だけが何もやっていないと思っていても、実は多くの人(職員さんやお仲間など、デイの皆さん)に支えられている母です。デイの皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。