こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

【認知症】お寺様からの手紙。

ついにここまで…。

一昨日、お寺様からはがきがきました。めったにないことなので、すぐ手に取ってみます。

「3月〇日 法話は中止します」

 以前もどうするか検討中、と聞いていましたが、やはりそうでした。確かに、お寺がクラスターになってしまったら、大変です。

 

近くに、お寺の支坊(学校で言えば分校みたいなもの)があります。歩いて行ける範囲なので、母と時々足を運んでいる場所ですが、昨今のコロナウィルスの影響を受けて、お話を聞く会が中止されたのです。

 

今回のコロナウィルスで、多くのお寺さんでは行事が中止になっている、どうしようかお考えになっている方々も多いと聞きました。きっと、お寺さんに限らず、神社さんなどでも悩ましく思われているんでしょうね。学校も会社も家庭も、どこも大変です。

 

我が家は、今のところ、コロナウィルスによる影響はほとんどありません。ただ、母が一日十回以上聞いてくるので、閉口するぐらいです。世の中には、テレビを見て、鬱状態になる方もいらっしゃるようですが、お気の毒にと思います。ただ、それ以上に何度もコロナを説明しなければいけない家族も、大変です(笑)認知機能の衰えは、家族の憂鬱を引っ張り出してくるようです。

 

母は私が何度言っても、どうして法話が中止になるのか、聞いてきます。理解できないのか、忘れるのか、その両方か、わかりません。私は理解できないのと忘れるのと両方ではないかと思っています。

「どうして中止になるの」と聞いてきます。同じことを十回以上言う、説明するのは、もはや苦行です(笑) いや、厚生労働省の皆さんは、コロナウィルスに罹患した人は、もっと辛いかもしれないから(そうでもなさそうな人もいるようですが)、苦行と言わないほうがいいかもしれません。

 

そこで、はがきを、カレンダーに目立たないよう、こっそりはさんでおきました。介護者の皆さんもご存知のことかと思いますが、何度も聞いて疲れる場合、そのもととなるものは隠すようにしています。気になることが視野から消えてしまうと、あまり聞かない・話題にしないようになるのです。今までは、効果がありましたが、今回どれくらい、効果があるかわかりません。介護者である私の疲労を減らすために、試してみてどれだけ効果があったか、機会があれば書いてみます。

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