認知症がなくなれば…私の切なる願い。
認知症がなくなれば…
のんきそうに見える私ですが、介護離職を考えることがあります。もしくは、デイの回数を増やすとか。
デイに行かない日は、私は別室で仕事をします。
いるはずの人間がいないためか、何度も私を呼び掛けたりします。そこで、紙に今日の用事を書きますが、物忘れより不安感が勝るようです。
そんな時は、介護離職する人の気持ちがじわりとわかりかけます。もっともっと、辛くなって、行き場がなくなって、職を手放すことを考えるんだろうと想像します。
認知症がなくなればいいと思う理由は、発症してからの悲惨な姿と介護離職があります。認知症がきっかけで、介護離職をする人は多いと聞きます。そして、多くの専門家はやめないほうがいいと言います。かと言って、施設に入っても、今度は職員さんを困らせる。
ニッチもサッチもいかなくなる。うまくいかないから、仕事を辞めるんです。
このままいけば、認知症は亡国病になります。会社の中で一人二人辞めても、経営者は痛くもかゆくもありませんが、自営だったり、組織の中で辞める人が多数いたりすると、問題になっていくような気もします。
国にとっても、問題でしょう。働かない人が増えることで、税収が下がる原因につながりませんか?国が貧しくなっていく、そのきっかけとなる病がどうにもならずに、遅らせるだけしかないのは、かなり問題があるようにも思えます。
大体、元気な人が仕事もせずに、認知機能の落ちた人とずっと一緒にいることで、メンタルが変な方向にいかないか、とも思います。
認知症が治る薬が出ればいいのに。