みんなすごいと思う…<認知症家族>
いろんな人のブログを参考にしています。
母を認知症ではないかと疑いはじめた頃から、認知症についてどんなものか、改めて勉強するようになりました。勉強というより、医学関係や介護関係の皆さんのHPを読まさせていただく感じです。
「妄想による妄言を言っても怒らない・受け流す・否定しない」
「頭にくるようだったら、ほかの部屋に行く」
「何度も同じことを聞かれても、怒らない。初めて聞かれたような態度をとる」
「何をしても怒らない」
おおむね、そんなことが書いてありました。私にとって、初めの一歩すらできないのではないか、問われそうな事柄です。未熟な私にこれらのアドバイスを守り通せるのか、非常に疑問でした。
私も団体旅行中に、母から何度も何度も同じことを聞かれて、初めて聞かれたような態度をとったことがありますが、帰宅後死ぬほど疲れました。
正直、介護をされている家族のブログのほうが私に合いました。より人間的で、時には心が洗われるものがあるのです。
「どうやったら、親を怒らずに済むんだろう」
「親から同じことをたくさん聞かれて、つい怒ってしまった」
「あまりの妄言につい訂正してしまった。」
あくまでも私見ですが、日々介護されて、ブログにあげている皆さんは、本当にまじめな方が多いです。毎日のように勉強し、お医者さんからのアドバイスを守っています。ブログを読むと、家族の苦しみを共有できるだけでなく、認知症にはこんな症状があるのか、と改めて教わることが多いです。もの忘れも傍から見ていて辛いですが、それ以外の症状が出始めて、本人でなくなっていく姿を見てしまう、見なければいけないのは非常につらいと思います。私自身、洗濯機や炊飯ジャーを使えなくなることがある母を見るのは、悲しいものがあります。どうにもならない悲しみと疲れ。
家族がいくら本人に良くなるように努力しても、解決しないどころか、その上をいく認知症の症状に悩み苦しむ人が多いように思います。そんな中、私は声を大にして言いたいことがあります。
どうにもできない中、みんなよく頑張っていますよ!すごいことですから!
たぶん、介護ブログを書いているひとは控えめな人が多そうですから、私が声を大にして言います。皆さん控えめな方が多そうですから、そんなことはないというでしょう?
完治しない病を抱えた親とともに過ごす皆さん、本当にすごいと思います!威張ったっていい、自信を咲かせてほしいです。明日も元気にいきましょう!
認知症を治すことができる世の中になると、いいなあ。皆さんの優しさが報われますように。