なんだか似ている?? <認知症><成人式>
<>めでたい時に、非常に申し訳ないですが…
成人式を迎えられる新成人の皆さん、親御様をはじめとする関係者の皆さん、おめでとうございます。さぞかし、美しい着物やお洋服が町中を彩ることでしょう。
そんなめでたい空気の中、私は気が付いてしまいました。成人式の新成人と認知症患者の相違点を。忘れないうちに、書き留めておきます。怒られるのは承知の上で。
成人式に参加する人と認知症患者、どことなく似ているような気がしました。
かわいらしいお嬢さんーかわいらしい患者さん(ここはさん付け)
暴走する若者ー徘徊する、しかもとんでもない距離まで行ってしまう患者
暴言をはく若者ー暴言をはく患者(しかも、最近の成人式は割とおとなしいというか、まともらしい。患者のほうが大変か…)
両方とも、警察が関わることがある。
成人式にも、介護にも、家族や自治体、ボランティアさんがかかわっている
なんだか似ている…そう思うのは、私だけでしょうか?
唯一違うのは、盛装した人、特に清楚で美しい姿のお嬢さん方がいるかいないか、ぐらいでしょう。(別に、男性がきれいでないとか、いらないとかそんな失礼なことをいうわけではありません)
正装(盛装)したお嬢さん方の姿は、見ていて癒されます。一緒にお祝いしたくなる気持ち、こちらもうれしい気持ちになります。
成人式にあるのは、華やかさ、未来への明るさがあって、認知症にあるのは、もう治ることがない悲しさ、辛さがあります。元へ戻れない点は同じですが、そこへある気持ちが全然違います。家族も同様です。
おせっかいながら、写真を撮るときだけ、白いモフモフを外したほうがいいですよ…とお伝えします。せっかくの襟が、もったいないです。おせっかいじいさんです。
それにしても…新成人の皆さんが、ヤングケアラーにならないで済めばいいなぁ、と思う私でした。勉学に仕事に勤しんでいただいて、介護に手がかからない世の中になればいいなと思います。介護離職は私の世代で終わりになってほしいですし、介護のために夢をなくしてほしくないです。頑張って日本を良くするために付き合ってほしい、一緒に文化を作り上げていこう、と思っています。
認知症であること、介護という言葉が、不幸を表さないようになりますように。