こころも元気に。楽しくいきましょう!

認知症の母(要介護2)と暮らす日々。家族として何ができることがあるか、探っています。

家族に認知患者がいても、働けるようになれば。人生を楽しめれば。

ストレートすぎるタイトルで、失礼します。

介護離職がきっかけで、職を失う人が年間10万を下らないと言われている現在、認知症患者が家にいても、生活していける方法はないか、ずっと考えています。私自身、介護らしい介護はまだしていませんが、病院の付き添いなどで働く時間が明らかに減っています。デイに行っていなければ、母の病気はもっと悪化したかもしれません。そのことで、私が職を失ったり、わずかばかりのお金が減っていったり、メンタルがダメになったりして、生活が崩壊したかもしれない可能性があったことを考えると、デイへの感謝の気持ちが深まります。

 

私は今後とも、働き続けることが可能かどうか、考えることもあります。考える時間があるのなら、家のことをしていたほうがまし、そう思ってお茶を濁しているような状態です。認知症は治ることがない中、その介護に多くの人が仕事を失っている実態を思えば、まだ病気が悪化しないうちは、できるだけ働こう、悪化したときには、介護のプロの手を借りて、少しずつでも仕事をしようと思っています。私にとって、母と同居しており、在宅で仕事をしていることで、悲観的にならずに済んだのかもしれませんが。

 

一番理想的なのは、今まで通り働いて、使える介護的資源は使いつつ、働き続けることだと思います。やりたい放題の人生に憧れないと言えば、うそですがww、介護の枠組みの中で生活をするようになっても、仕事はしたいし、少しは趣味などで日々の生活を楽しんでいたいと思っています。仕事以外のことで、笑って楽しめることがあれば、心の満足度が全然違うと思います。たとえ、介護生活が絶望的なものであっても。

 

ちょっとでも、社会と接点を持っていたいです。貯金を取り崩し、無職で世間を知らないで、在宅介護に専念する状態だけは避けたいです。介護に閉じ込められた人生は、どう考えても、寂しいです。昔の人はそれを耐えてきたのでしょうが、私には到底無理のような気もします。

 

介護のためとはいえ、いったん退職して、無職になると、のちに働き口を見つけるのが大変そうです。年齢が上がれば上がるほど、難しいでしょう。そこで、セーブすることはあっても、細く長く職歴として、今まで働いてきたことを残したい、後へと続けたい気持ちがあります。先日、40~64歳までの引きこもりは、推定61万人といわれていましたが、もしかしてその中には無職・介護人もいるんだろうかと想像しています。そして、あれほど連日引きこもり殺人や介護殺人など、引きこもりや介護をめぐってニュースが頻繁に報道されれば、61万人どころではないのではないかと思えてくることもあります。

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市役所で買った手作り品です。私も製作・販売にチャレンジしたい!

介護があっても、家で働けたら、行き詰まる人も減るかもしれません。でも、この仕組みはすぐできるものではありません。残念です。

そこで、まずは私にできること、親のフォロー、少しでも多く家でも働くこと、生活を楽しむこと(認知症患者が家にいても生活できるケースを作ってみたい)、家で働きやすくなれるよう、声をあげていこうと思っています。

 

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