認知症のテスト、再び。
再び、長谷川式のテストを受けました。
介護認定の調査があった直後、かかりつけの先生(正式には、事務の方)から連絡があり、指定された日にちまでに来て、家族が3枚の書類に記入すること、母本人がかかりつけの先生から診察を受けるようにと言われました。
聞いた以上は、すぐ行かずにおれないのが、私と母です。
先生の診察を受ける前に、母はテストを受けました。皆さんご存知の長谷川式のテストです。思った以上に、テストの点が下がっていました。4点ほど下がっていたそうです。最近は何度も聞くことはあれども、会話は成立していたこともあり、正直、ここまでスコアが下がるとは思いませんでした。母もショックだったと思いますが、娘の私はもっと衝撃的でした。なにせ、娘は忘れられませんから、ダメージはいつまでも引きずるわけです。そういえば、最近野菜の名前を挙げることや、今日は何月何日かとか、やっていませんでした。結構、嫌がるのですから。良くも悪くも、脳の一部があぶりだされた感じがします。
まさか、「梅、犬、自動車」が出るとは思いませんでした。「桜、猫、電車」はよく二人で笑って言っていたのに…残念です。猫が好きだから、よく言っていたのですよ…。
先生は慰めるつもりか、点数は下がったけれど、その他が良いから良かったとおっしゃいました。「その他」は、BPSDかと思われます。確かに、暴力・おまわりさんのお世話になったことは一度で終わったし、頻繁にあった暴言はなくなったし、意味不明の妄想や妄言は激減したから、家族は楽になったし…複雑です。
先生は、母が落ち込むだろうからと、私にだけ点数を教えてくださいました。
確かにテストの時に、あまりに答えられなくて、とても母は落ち込んでいました。スコアを知らされていないことは、それでよかったと思います。先生に慰められても、明らかに耳を通過していましたので。
スコアが下がっても、以前に比べて「調子が良いので、これからもデイへ通い続けると良いですよ」とのことでした。確かに、デイへ通いはじめたことも、母の調子よさにつながっています。
薬もいいけど、デイに通おうね…。
スコアは下がっても、今みたいにデイに通えたり、日々の暮らしができればいいなと思います。画像は、以前作った袋物です。ナップサックとかサコッシュとかは、とても呼べません(;^_^A