【介護者】一人で歩いて、気がついたこと。
これだけ違うんだ!と実感。
母の歩きが遅くなってきて、ずいぶん経ちました。いつごろか、答えられないほどです。
このところ、病院へ行くことが増えましたが、今までより1,5倍時間がかかるつもりでいるようになりました。 例えば、近所の病院に行って帰るまで、2時間ぐらいと見積もっていたのが、3時間はかかると見積もります。
ここまで母の動きがとろいのは、高齢で体が自由に動かないのもあるでしょうし、もしかしたら、認知症ゆえに、楽に着られる方法も忘れてしまったり、どうやったら着やすくなるか考えることも難しいのかもしれません。
こんなわけで、何から何まで時間がかかるようになりましたので、靴も変えてみよう、私がちょっとサポートしてみよう、とか考えることも増えました。
先日、用があって、一人で病院へ行きました。なんとまぁ、身軽なこと!
母の手をとらず、段差に目を光らせず、一人でさっさと歩くことのなんと早いことか。
バスや電車に乗るとき、いつも「降りられない…」と涙声になるので、私が手を持ちますが、それもなく一人でぽんっと乗り降りできる。身も心も軽やかになりました。
介護者もたまには、一人で出かけることがあってもいいのかなと思いました。いつもいつも、介護でしたら、気持ちが折れてしまいそうです。そして、介護から離れたときには、気持ちは折れ、何もない私となっています。
そのためには、プロの介護職の皆さんに、お世話になり続けることになります。同時に、働くなりして、母のお金がショートした時のためにお金も用意しておく必要があると思っています。