消えたヨーグルト…
3時のおやつにするはずのヨーグルトが…
母が荒れないように、心安らかに過ごすことができるように、デイに行かない日は、昼2時に抑肝散を飲んでもらうようにしています。2時過ぎに、台所へ行ってみたら、空っぽになったヨーグルトの容器がほかのお皿の隣に逆さになっていました。
ヨーグルトの容器を発見する直前まで、母は夕ご飯は何にするか、ずっと言っていたのですが、ヨーグルトを完食?普通、あれだけ食べたらおなかは太るはずです。
延々と食べ続ける、これが認知症の周辺症状の一つと言われています。(なお、食欲がそれほどでもない認知症患者もいるそうです、念のため)
ヨーグルトは、母が食べていました。400g入りのヨーグルトが空に…。
そしてよくよく見ると、シンクの中に入れる不織布状の袋、使用済みの袋が、シンクから出してありました。中身を見ると、ヨーグルト状のものが少しだけ、ほかのごみと一緒に入っていました。おそらく、食欲に負けて食べたものの、忘れてしまったのでしょう。証拠隠滅のつもりが、証拠をさらした形となりました。
思わず、とがめた口調になった私に、逆切れしたのか、私を殺してもいいとか、施設に入れてとか言いました。私は自らお縄になるようなことをするつもりは、一切ありません(当たり前です)。しかし、あれだけ食べられたらすごいわ…90過ぎまで生きますね、あれでは。すごいね!といろんな意味にとれる言い方をしました。そうぐらいしないと、私の心はカサカサになってしまいます。
ただ、施設に入ってもらうことはあるだろうね、とだけ言いました。それか、私が仕事を辞めて、ずっと家にいるか、どちらかだねと言いました。
母は私が無職になるのは、いやだそうです。誰だって、親の介護で無職になりたいと思う人はそんなにはいないでしょう。夢やキャリアを断ち切って、介護のために無職になっているのです。
しかし、あの年齢で400g入りのヨーグルトをほとんど食べるとは、わが母ながらすごいです。2時間ほど前に、小さなどら焼きをたべたのに、恐るべし。
もともと、食べるのが好きな人でしたが、認知症になって、さらに食欲が増したようです。
母は、父の兄が来て食べたんだと言い張りました。しかし、ヨーグルトだけ食べて帰る人がどこにいるのでしょう?私は2階にいましたから、誰か来たらすぐわかります。
ネットで「認知症 隠れ食い」で検索したところ、たくさんの検索結果が出てきました。多くの人が悩んでいるんだろうなと思い、励まされると同時に今後介護がうまくいくか、不安になった私でした。
そのあと、さらにゆで卵を作り、そのうち1個を食べた母でした。
カルシウムとタンパク質の心配は無用な感じですね(-_-;)